10月に入るとやっと秋の到来
袷の着物の季節になります(^.^)
大好きな着物でのお出かけ♪
せっかく楽しみにしていたのに、
いきなり30度近い暑さになるなんてことも
近頃では多いですよね。
10月になったら袷の着物を着るものだし。。。
あまり暑くて
汗びっしょりになることを考えると、
断念なんてことも(;゚ロ゚)
10月になったばかりだし、
まだ暑いし。。
単衣の着物を着てもいいか
悩みどころですよね。
今日は、
1.10月に単衣を着るって
本当はどうなのか
2.秋にまだ残暑がある時期には
帯や小物はどうするのか
3.秋の単衣コーディネートのコツについて
ご紹介していきますね。
10月に着る着物 単衣は絶対にNGなの?
着物には、
季節ごとの決まりがあります。
着物好きなあなたなら
よくご存じかもしれませんね。
着物の種類を
季節ごとに分けるなら、
1.袷
2.単衣
3.薄物
と3種類あります。
このうち、単衣の着物は
夏に向かう6月と
秋に向かう9月に着るものです。
でも近年は温暖化で、
10月になっても、
30度を超える残暑の日もあり、
昔の暦通りに着ようと思うと
ちょっときびしいですよね。
そこで、最近では
着物に詳しい方々の集まりとか
フォーマルな場とか
お茶席でもない限りは、
その日の気候に合わせた感じで
単衣の方が快適に過ごせそうであれば、
無理をして袷を着なくてもいいという
考えが多くなっています。
親しい呉服屋さんも
臨機応変でいいんですよ♪と言ってくれています(^.^)
私も秋に単衣物を着るときは、
6月の単衣とはまた違う
秋の楽しみ方をするようにしています。
単衣の着物はたいてい、
袷と同じもの反物を単衣に仕立ててありますから、
ぱっと見、そんなに違和感なく着られます。
もしもとても詳しい人が
じーっと見たら、
「あれ、単衣?…もう10月なのに」と
気づくかもしれません。
でも私なら気づいても
気にしないですよ。
むしろ、暑いのに着物を着ている人だけに
ルール通りを無理強いするのは、
その方が時代や環境に合っていませんよね?
洋服ならその日の気候に合わせて
着るのが当たり前です。
柔軟に考えて、
着物が着やすくなれば
もっと着物仲間が増えて
嬉しいなぁと
私は思います(^.^)
10月の着物 単衣を着るなら帯や小物はどうする?
10月に単衣を着るときは、
帯や小物は、袷の着物に合わせるように選ぶと
しっくりきますよ。
9月になって
着物を単衣に変えたときから、
着物回りの小物類に少しずつ秋を取り入れて、
季節を先取りしていきます。
これはどの季節でも
着物の着こなしのコツで
10月に単衣を着るときにも応用できます。
秋の単衣は、先に帯を袷に変え、
次に小物を袷用に変えて行きます。
袷帯には袷の小物というふうに
はっきり帯の季節に合わせて小物を使い分ける人もいますが、
やはり基本は
季節の先取りで、
秋に着る単衣には、夏用の小物ではなく
秋以降の季節感のある
袷用の小物を使いましょう。
10月の着物 色柄のコーディネートのコツは?
単衣専用として織られている生地は、
あまりありません。
袷の着物用の反物から、単衣向きの質感や柄の品を選んで
仕立てられてることが多いです。
春にも秋にも着ることができる柄行きは
重宝しますね。
ただ、それだと着物で季節感を表現することが
なかなかできませんよね。
そこは帯や小物の色や柄で
秋らしいコーディネートができますよ。
着物は決して安くはないので、
たくさん持つことは難しいですが、
数が少なくても、
小物次第で、ぜんぜん違う印象になり、
季節感を表現したりして
いろいろなコーディネートを
楽しむことができます。
色で言えば、
まだ残暑があるうちは、
冬向きの暖色系よりは、
涼やかな印象のある秋色を小物に使うと
素敵ですよ。
秋向けの柄を言えば、
芒や女郎花、桔梗、萩などの秋草は、
涼やかな色の代表格です。
お月さまや、菊、色づき始めた銀杏や紅葉も
季節先取りで、いい柄ゆきです。
もしも
これらの秋のモチーフをお持ちでなくても、
柄がデザイン化されていて
あなたの感覚で
色が秋の印象のあるものであれば
まったく問題なく使えます。
着ていく着物を選ぶときは、
着物に帯、小物、履き物と合わせると思いますが、
選んだ組み合わせを
着物を着るときのように
一度床や畳に並べてみて
全体のコーディネートを
チェックしてみてくださいね。
一目瞭然で
季節感や色柄があるかどうかわかるので
おすすめです♪
まとめ
いかがでしたか?
涼しい秋風の中、
大好きな着物でお出かけできるなんて
ウキウキしてしまいますよね(*^。^*)
着物というと
いろいろな決まり事ばかりが気になって、
つい、「今日はやめておこうかな」と
なってしまいがちですが、
大事なことは、季節感との調和なのだと思います。
その年によって、夏が早かったり、
秋が遅かったりとありますが、
日射しや気温などとも相談しながら、
あれこれコーディネートに悩むのも、
着物のお洒落の楽しみだと思います。
あなたもぜひ柔軟に
着物ライフを楽しんでくださいね♪
最後までお読み下さり、ありがとうございました!