先日義母が亡くなって、いろいろな手続きの備忘録を
まとめているのですが、
そういえば3年前に義父が亡くなったときに
不動産の相続手続きがけっこう大変だったなぁ。。。
と思い出しました。
夫の実家が遠いので、何度も通うことはできません。
不足書類がないように、念入りに確認をして、
四十九日の法要のすぐあとに法務局へ行って
一気に済ませました。
翌日は土曜日で役所はお休みです。
やり直しになったらどうしようと思い、
ヒヤヒヤでしたが、どうにか無事終えることができました。
今後、自分自身の両親のときに慌てないように
不動産の相続手続きについても
忘れないうちに記録しておこうと思います。
持っている不動産を全部把握する
まずはじめに、義父がどのような不動産を持っているかを調べました。
家のファイルの中から、固定資産課税明細書に探し出します。
そこに義父の持つ不動産の明細がすべて書いてありました。
自宅、自宅前の田んぼ、それから自宅裏にある畑でした。
固定資産課税明細書が見つからないときは、
役所の固定資産課とか税務課に行って、「固定資産証明書」や「名寄帳」を
申請すると早いです。
義父はずっと同じ場所に住んでおり、他の自治体に
不動産を持ってはいなかったので、
調べるのは1つの自治体で済みましたが、
あちこちにたくさん物件を持っている人は
把握するだけでも大変ですね!
全部把握できたら、法務局へ行って
不動産の登記簿謄本を取ります。
固定資産税明細書などの不動産の表示を見て、
登記簿謄本の申請をします。
ここでも戸籍と同様、郵送で申請し、
1週間ほどで返送されてきました。
あとから知ったのですが、
今は法務局のオンライン請求という手段があり、
登録すれば誰でもオンラインで謄本の請求ができるように
なっています。
手数料の決済は、ネットバンクでできて、
金額も安いようなので、
便利ですね!
謄本は、念のため所有者がちゃんと義父になっているか
覚えのない抵当権などがついていないか
確認。
遺産分割協議書を作ろう
法務局のホームページで調べたら、
遺言書もなく、夫だけが不動産を相続する場合は、
遺産分割協議書が必要になる
ということがわかりました。
ひな形が法務局のホームページにあったので、
それを利用させてもらいました。
↓↓↓
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001207255.pdf
作るついでに、不動産の他に車と預貯金のことについても書いて、
これだけ見れば、遺産相続のことが
全部わかるようにしておきました。
義母が不動産の納税など、ちゃんと忘れずに
できるか心配だ言い出しまして、
今後の管理のことを考えて、
不動産はすべて夫が引き継ぎ
義母、夫、義妹が自署でサインして
実印を押し、ひとまず完了しました。
遺産分割協議書の詳しい書き方については、
また別に機会にまとめたいなと思っています。
いざ法務局へ
書類が全部そろったので、
いよいよ法務局で登記の手続きです。
必要な書類は以下の通り
1.登記申請書
法務局のひな形どおり作成
2.相続関係説明図
簡単な家系図みたいなもの。これもひな形通り。
これをつけておくと、戸籍謄本の束を返してもらえるそうです。
つけないと、戸籍は持って行かれてしまいます。
簡単なので、作ることをおすすめします。
3.遺産分割協議書
4.義父の戸籍謄本一式(生まれてから亡くなるまで)
5.相続人全員の戸籍謄本
戸籍の取り方は↓↓こちらにまとめたので参考にしてみてくださいね
https://chchmn2010.com/66.html
6.相続人全員の印鑑証明書
7.夫(不動産を相続する人)の住民票
夫が仕事で行かれなかったため
私が義妹と法務局へ。
全部の書類を窓口に提出して
係の人のチェックを受けます。
どきどきして待っていたら。。。
残念(゚Д゚)
一つだけ不足事項がありました!
義父の亡くなった時の住所と
登記の所有者としての住所が
町名変更のため一致していないので、
義父=登記の所有者の証明ができないとのこと
でも、亡くなった人の変更登記をするわけにもいかず
町名変更も、同じ場所に住んでいるだけなのに。。
呆然とする私たち。。。
すると、法務局の人から、
「市役所でお父さんの戸籍の附票を取ってきて下さい。
それだけあれば大丈夫ですよ」と教えてもらいました。
急いで2ブロック先の市役所へ行って
戸籍の付票を取り、
再び法務局へ戻って、無事受理されて手続きを終えることができました。。
義父の時は、これで全部の手続きを完了できたので、
やっとほっとしました。
まとめ
いかがでしたか?
お役に立ちましたでしょうか?
手続きを全部終えてみて、
やはり不動産の手続きはかなり難しいなぁという感じでした。
法務局のホームページも、専門用語がたくさんありますし、
字がぎっしり並んでいて、読むのも大変(汗)
私たちは実家が遠かったので、
管轄の法務局へは手続きの時にしか行きませんでしたが、
東京の近くの法務局で、事情を話して
ひな形にそって書類を作り、
必要なものを一式持って相談に行きました。
管轄が違うからと言って、拒否もされませんでしたし、
親が死んで、自宅のことだから自分でやりたいと言うと、
足りないものとか、この方がいいですよとか、
けっこう親切に教えてくれるものです。
法務局って、普通の役所と違って敷居が高い感じがしますが、
意外とちゃんと対応してくれました。
司法書士さんとか専門家に頼めば確かに楽ですが、
お金もかなりかかります。
あまりお金をかけずに、自分でなさりたい方は、
どんどん役所を利用されることをおすすめします。
私たちの体験が、解決のきっかけになれば嬉しいです。
最後までお読みくださり
ありがとうございました!