親の他界 葬儀後に必要な手続きは?効率的な書類の集め方

親が亡くなり葬儀が終わると、次に待っているのが
金融機関などの様々な手続きです。

単にストップすればいいものから、
解約したり、名義を変更するものまで、
いろいろあって正直面倒な作業です。

でも、ひとつずつ確認しながら
進めていけば意外とすぐに終わります。

今回は、生活上の契約や金融機関の手続きについて
効率よく進められる手順についてご紹介しますね。

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葬儀後に必要な手続き

親が亡くなって、実家に誰もいなくなってしまう場合、
まず、契約を止めるものは最低でも次のものがあります。

○電気・ガス・水道などの公共料金
○新聞
○固定電話・携帯電話

公共料金と新聞は電話1本で止めてくれます。
電話は、NTTに連絡すると、解約の申込用紙と
必要書類のリストを郵送してくれます。

私たちの場合、亡くなった義母が一人暮らしだったので、
新聞と固定電話はすぐに止めました。

ただ、公共料金の解約は、遺品の片付けが
すべて済んでからにしました。

その他に、定期購入している雑誌、サプリメント、
化粧品、会費などがないかも確認してください。

もし通帳に定期購入しているものがあったら、
伝票や送り状がどこかにないか探して、解約の連絡をしましょう。

私たちは、義母の通帳を探して確認し、
引き落としのあったものはすべて解約しました。
半年~1年分くらい確認できれば大丈夫でしょう。

親とはいえ、人の家を家捜しするのは抵抗がありますが、
こればかりは他に方法がありません。

捜し物をしているうちに、びっくりするような
大切なものが出てきて、見つかって良かった~
ということも起きたりします。

兄弟姉妹と協力しながらやるといいかもしれませんね。

金融機関の手続きに必要な書類

故人が口座を持っていた金融機関の支店に死亡の届出をして、
会社ごとの書式を取り寄せましょう。

ちなみに、死亡の連絡を受けると
その口座は凍結されて、お金の入出金ができなくなりますので、
手続きの当事者同士、誤解のないように
連絡を取り合いながらされるといいと思います。

手続きに必要な書類は、ほぼ共通していて
これらを揃えることが一番重要です。

必要書類は以下のものですが、
こちらは本籍地の役所の戸籍課などでとれます。

○故人が生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本
○故人の除票(亡くなったことがわかる住民票
○相続人の戸籍謄本
○相続人の印鑑証明書

実はこれら故人の戸籍謄本などをすべてそろえるのが
一番の難関で重要だというのが、私の印象です。

というのも、これらの戸籍謄本は
不動産の名義変更にも使えるからです。

戸籍は古いものになると手書きのものもあって、
読み方が難しく、役所の窓口の人に聞きまくりましたが、
素人が相手なので意外と丁寧に教えてくれました。

亡くなった時点の戸籍からから一つずつさかのぼって
そろえていくのが効率いいようです。

戸籍謄本などの集め方はこちらを参考になさってみてくださいね。

効率のいい手続きの進め方

契約や金融機関ごとの届出用紙は、
手続きをする相続人の住所・氏名・
押印が必要になるので、
当事者が全員そろったところで
一度に済ませるのがおすすめです。

届出用紙の記入が終わったら、
通帳、戸籍謄本、印鑑証明書を持って、
それぞれの金融機関の支店へ行き
手続きを済ませます。

ゆうちょ銀行の簡易保険があるときは
保険証書も持って行きましょう。

基本的に、戸籍はコピーを提出すればよくて、
原本は提示するだけで返してくれます。
ただ、会社によっては違うこともあるようなので、
あらかじめ確認してみてくださいね。

預金口座は、解約して出金することもできますが、
我が家では、夫と義妹が話し合って、
夫の口座に振り込んでもらい、
葬儀代を立て替えた分にあてました。

ゆうちょ銀行の簡易保険については、
解約するか、相続人が引き継ぐか、
有利な方を提案してくれたりして、助かりました。

1週間~10日ほどで、手続き完了のお知らせが
郵送されてきました。

まとめ

使い回せる書類がたくさんありますので、
一番のコツは、すべての必要書類を把握してから
手続きを始めることです。

特に戸籍謄本は、全部をそろえるのに時間がかかることがあるので、
必要な部数をしっかり把握されることをおすすめします。

そしてもしわからないことが出てきたら、
担当者にどんどん聞いてしまいましょう。

その方が、何度も足を運ばずに
スムーズに終われます。

私たちも葬儀後の疲れているところ本当に大変でしたが、
行く先々の担当者さんが、皆さん親切に手続きについて
教えてくれて、助かりました。

私自身の両親はまだ健在ですが、
もしもの時のために、通帳の保管場所や
保険、有価証券などの状況も聞いておこうと思いました。

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