先月、義母が急に亡くなりました。
3年前には義父を見送っているので、
様々なことを一度は経験しているのですが、
落ち込んでいるところに追い打ちをかけるように、
いろいろな段取りや手続きが本当に大変なのです。
私の両親はまだ健在ですが、
自分にもいつかはこういう日が来るわけで、
そのときに慌てないよう、
今回の経験を記録しておこうと思いました。
そして、これが同じように困っている方の参考になって
お役に立てれば嬉しいです。
親の急死、最初にする手続きは?
亡くなった時点でまず必要となるのは、
死亡診断書(死体検案書)です。
義母は自宅で倒れていたので、警察が来たりして検死となりました。
しかし、幸い事件性はなく(急性心筋梗塞でした。。)、
遺体が病院に運ばれてから、主治医が死体検案書を書いてくれました。
死亡診断書と死体検案書は、同一の書類ですが、
亡くなった時の状況で、どちらの名称になるかが決まるそうです。
義母は自宅で急に倒れて亡くなったので、主治医に検案してもらったため
死体検案書と言うことになります。
死亡診断書がもらえたら、葬儀社とお寺へ連絡して、
お通夜と葬儀の日取りを決めます。
日取りが決まったら、親族、友人、町内会など、故人と縁のある人に知らせましょう。
私たちは、義母の希望で、兄弟や姪甥、一緒に習い事をしていたごく親しい友人だけに知らせました。
葬儀社との打合せをする
死亡診断書をもらったら、葬儀社と打合せをします。
ここで、どのような葬儀にするかを決めていきます。
供花の数は、出す人の名前を伝えればバランスをみて
斎場の人が決めてくれます。
会葬御礼の品やその数、精進落としの種類と数は、
当日の参列者を予想しておよその数を決めます。
斎場から火葬場までのバスやタクシーの手配もあります。
遺影にする写真を決めて、写っているままの服装にするか、和装にするかなども決められます。
私たちは、和装を希望したので、
画像を加工して紋付きの喪服にしてもらいました。
お通夜、葬儀の受付を決め、お香典の管理(大きな金額になるので)についても
注意するように教えてもらいました。
このように、決めることはたくさんありますが、
実際は、全部葬儀社の人が質問してくれる形で
決まっていきますので、心配はいりません。
我が家の場合、義母が生協の互助会に入会していたため、
打合せはスムーズでした。
生前本人から、家族葬にしてほしいという希望も聞いていたので、
葬儀のプランで迷うこともありませんでした。
もしも何も決まっていなくても、予算や規模に応じて
相談しながら決められるので、
まったく心配はいらないと思います。
葬儀はとてもお金がかかります。
本当に大切なのは、亡くなった人を偲ぶ気持ちだと思うので、
地元の名士などでない限り、
個人的には、豪華さなどにこだわる必要はないのかなと思います。
お通夜から葬儀が終わるまで
死亡診断書は死亡届と一体になったA3版の用紙です。
これを役所に提出して火葬許可書を発行してもらいます。
これがないと、火葬することが出来ません。
死亡診断書は、原本を提出してしまいますので、
提出前にコピーを何枚か取っておくと便利です。
我が家の場合、この一連の手続きは葬儀社の担当者さんがやってくれました。
お通夜の日には、義母が綺麗にお化粧してもらって控え室に安置され、
親戚や義母の友達がやってきて、別れを惜しんでくれました。
お通夜は、お坊さんの読経、参列者のお焼香、喪主の挨拶などで、
短めに終わります。
その後、親戚と義母の思い出話をしながらなごやかに会食。
お通夜の夜は、お線香の火を絶やさないようにするとのことで、
喪主である夫が控え室に泊まりました。
昔はお線香が短くて、寝ずの番をしたらしいですが、
今は、渦巻き型のお線香があって、6時間もつため、
ちゃんとまとめて眠れるようになったそうです。
翌日の葬儀も、基本的な流れはお通夜と同じです。
ただ、葬儀の終わりに、繰り上げ初七日法要を行い、
その後、故人をたくさんのお花で飾り、
出棺そして火葬場へ向かいます。
火葬が2時間ほどかかるため
夫の地方では、一度斎場にもどって親戚と精進落としをいただきました。
そのあとで再び火葬場に行き、遺骨を骨壺に収め、
すべて完了となりました。
まとめ
私自身、核家族で仏壇のない家に育ち、仏教的な習わしが全くわからないので
いろいろ戸惑うことが多かったですが、
基本的には、斎場の担当者さんがいろいろ教えてくれるので
冷静に対処できました。
わからないことがあっても、遠慮なく聞ける雰囲気でした。
私たちのケースは一例で、地方によっては順番などが
違う場合もあるかと思いますが、
少しでも参考にしていただければ嬉しいです。
次回は、葬儀が終わった後のいろいろな手続きについて
書きたいと思います。