紫外線を浴びると、シミ、シワ、皮膚がんなど、お肌に良くないという印象がありますが、
それと同じくらい気をつけなければならないのが目の病気で
海水浴行って強い陽差しを浴びた後、目が痛くなったり、
充血したり、涙が止まらなくなったりした経験はありませんか?
これは、強い紫外線が目に入って、
角膜を痛めたからなのです。
長い間紫外線を浴びていると、
他にもいろいろな影響が出てくることがわかっています。
では紫外線を目に浴びると
どのような悪影響があるのでしょうか?
今日は、紫外線が原因と言われている病気と予防策、
そして、目の紫外線対策にいい栄養素について
解説します!
目が紫外線を浴びすぎると、病気になることがあるの?
紫外線は、目に入ると大部分は角膜に吸収されます。
角膜を通り抜けた紫外線は、レンズの役割をする水晶体に吸収され
1~2%程度が網膜まで達します。
長時間日差しを受けて、
目に強い紫外線が入ると、
角膜が傷ついたり、水晶体のタンパク質が変化して
不具合が出てくることがあります。
「目の日焼け」です。
強い紫外線を浴びたときになる急性の角膜炎症で、
白目が充血したり、異物感、涙が止まらなくなるなどの症状が出て、
ひどくなると強い痛みを感じるようになります。
いわゆる“雪目”が有名ですね。
夜から深夜にかけて発症し、ほとんどは1~2日間で自然に治ります。
2.翼状片(よくじょうへん)翼状片とは、白目の表面を覆っている半透明の膜である結膜が、
目頭(めがしら)の方から黒目に三角形状に入り込んでくる病気です。
戸外での活動時間が長い人に多く、紫外線が関係すると考えられています。
治療は外科的な切除を行います。
3.白内障白内障は眼科疾患の中で最も多い病気のひとつで、
高齢者に多いです。
眼のなかでレンズの役割を担う水晶体が濁るため、網膜まで光が届
かなくなり見え方の質が低下してきます。
日本人で最も多く見られる皮質白内障というタイプでは、
紫外線が関係していることがわかっています。
私の父も、10年程前から白内障で
点眼薬で治療しています。
初期では、点眼薬で治療しますが、見え方が悪くなってきたら、
濁った水晶体を眼内レンズと交換する手術が行われます。
紫外線から目を守る!予防の方法とは?
時刻を考えて外出なり、活動するようにすれば、
紫外線を浴びる量を大幅に少なくすることができすが。
仕事や用事があれば、
何時であろうと出かけなければならないわけで(;゚ロ゚)
そこで、
特に有効な対策は、
帽子、日傘、サングラスの併用です。
一つひとつのアイテムを別々に使うと
防げる紫外線は50%程度ですが、
併用すると90%程度の紫外線を防ぐことができます。
また、メガネやコンタクトレンズも
UVカット加工のものがたくさん出ていますので、
買い換えの時には、UV対策として選んでみてはいかがでしょうか?
効果的なサングラスの選び方については
↓↓こちらの記事も参考になさってくださいね(^.^)
目から紫外線が入ると肌も日焼けする?正しいサングラスの選び方
紫外線から目を守るための栄養素とは?
次に大切なのは、体の内側からの対策です。
普段から陽差しを浴びて
疲れがちな目をいたわる栄養素をご紹介しますね。
○ルテイン
ルテインを多く含む野菜
緑黄色野菜などに多く含まれます。紫外線を浴びたときに
体内に発生する活性酸素を除去してくれます。
実は体内では、目の水晶体や黄斑部に主に存在していて、
目を酷使することでどんどん減ってしまいます。
普段の食事でしっかり摂るようにしましょう。
○ビタミン群
ビタミンは体の調子を整えたり、抵抗力を高める働きがあります。
ビタミンC、ビタミンE、β-カロテン、ビタミンB2などをバランスよく摂るようにしましょう。
○アスタキサンチン
アスタキサンチンは、鮭、いくら、えび、たらこなど、
海にいる赤い食材に多く含まれています。
抗酸化作用の王様と呼ばれるくらい、
紫外線によりできる活性酸素と戦うパワーが強く、
そのパワーはビタミンEの約1000倍と言われています。
まとめ
いかがでしたか?
紫外線が強くなり、
以前はお年寄りの病気だった白内障に
若い人がなることも少しずつ増えてきています。
普段から体の内外両面から気をつけて、
目の健康を守って下さいね。
最後までお読み下さり、ありがとうございました!