七段飾りの立派な雛人形は大きすぎたり、
代々伝わってきて古くなったり、
引っ越し先に持って行けないなど、
いろいろな事情でおひな様を置いておくことができなくなってしまった。。。
でもお人形を処分してしまってもいいのかどうか
悩みますよね。
想いや魂が宿っているような気がして、
ただゴミとして捨てて、バチが当たったらどうしよう。。。(;゚ロ゚)
とちょっと怖い気もします。
今日は、
1.雛人形を処分する?やっぱり供養した方がいいの?
2.雛人形を供養するタイミングはいつか?
3.雛人形を供養するとき人形以外のものはどうする?
についてご紹介します。
雛人形って処分してもいいの?供養するべき?
雛人形は、生まれた子どもがすこやかで優しい女性に育つようにという
親の願いを込めて贈るものです。
雛人形をその子の「人形(ひとがた)」「形代(かたしろ)」として、
どうぞ大きな災いなく無事に成長しますようにという想いが込められています。
つまり、その女の子が大人になったところで本来の役割を終えているので、
処分しても大丈夫なんですよ。
たたりとかバチが当たるというのは
単なる迷信ですが、
とはいえ、やはりゴミとして扱うのは気持ち的に抵抗がありますよね。
そんなときは、
大人になるまで守ってくれた雛人形へ、また
贈ってくれた方への感謝を込めて、
神社やお寺でお炊き上げしてもらうなど
人形供養するのがおすすめです。
ほとんどの神社や寺院では、料金が設定されて
供養を受け付けてくれていますが、
お近くの神社や寺院で受け付けてくれるかどうか
事前に確認することをおすすめします。
お近くの寺社で供養してくれるところが見つからない場合は、
こんなサービスもありますよ。
一般社団法人日本人形協会の人形感謝(供養)代行サービス
「人形感謝(供養)代行サービス〔一般社団法人日本人形教会〕
一般社団法人日本人形教会が日本郵政と提携して
人形を引き取ってくれる「人形感謝(供養)代行サービス」です。
毎年10月に東京大神宮で行われる「人形感謝祭」で
供養してくれるそうです。
電話やWEBで申込をすると、
ご自宅に人形を送るためのダンボールなどの「人形差出キット」が送られてきますので
それに梱包して郵便局から送るだけです。
料金は一律5,000円で、一年中受け付けてくれます。
また、最近では葬儀社でも、人形供養をしてくれるところもありますね。
全国の人形供養祭他のニュースリリース〔株式会社エポック・ジャパン〕
こちらでは、2018年の全国の人形供養祭の情報を掲載しています。
料金は1世帯500円と格安です。
(支店によっては料金が違うかもしれませんので、
事前に確認してくださいね♪)
2013年から続いているので、おそらく2019年も決まり次第アップされると思いますよ。
お近くの方は、こうしたサービスを利用されるのもいいでしょう。
雛人形を供養するタイミングは?
お子さまが成人・独立されて不用になったり、壊れたりするなど、役目を終えた人形やぬいぐるみは、
お子さんの無事な成長などにより役目を終えた
人形を処分(供養)しようとするタイミングは
人それぞれの事情によると思います。
○結婚するときに、実家から「持って行って」と言われたが
大きすぎて持って行けない。
○家の引っ越し、リフォームなどで
自分が持っていた雛人形を置く場所がなくなった。
○家に代々伝わっているもので、とても古いのでボロボロになってしまっている。
○古いので、飾っているうちに壊れてしまった。
などなど。。。
人形の本来の役割を慣習の面から考えれば、
その人形を贈ってもらった女の子が無事成長して大人になったときです。
雛人形は元々は、それまでの厄を祓う為に一回限りで流すか焚き上げたものです。
それが、いつの頃からか現在のように、残してひな祭りのときに飾るものに変わっていったそうです。
元々の慣習から言えば、すでに本来の雛人形の役目とは変わってしまっているのですね。
でも、今でも持ち主の厄を代わって受けてくれて、
その子が無事に育ってくれるようにと考える慣習は残っています。
そうした雛人形の役割は、その子が無事に成人したときに
終わったと考えれば、
成人したとき、あるいはその子が結婚して独立するときが
一番親も子も納得するタイミングです。
雛人形を供養するとき人形以外の道具はどうする?
次に、
雛人形を供養に出すことにしたら、今度は人形以外の小物や道具などはどうしたものか。。
ゴミとして捨ててもいいものか?
やはり全部供養に出した方がいいのか?
これも雛人形に関わるものなので、粗末に扱えないと思うと
迷いますよね。
結論から言いますと、
道具類は「人形(ひとがた)」「形代(かたしろ)」などの
身代わりではありませんので、
それぞれのパーツに分けて市町村の分別に従い、可燃物不燃物として処分しても大丈夫です。
そして、ほとんどの神社や寺院では
人形以外の屏風や小道具は受け付けてくれないと思います。
さきほどご紹介した「人形感謝(供養)代行サービス」でも
人形以外ものは受け付けてくれませんので、
ご注意くださいね(^.^)
まとめ
いかがでしたか?
日本では昔から
”顔のあるもの”には命や魂があるとか
贈ってくれた人の想いが宿っているなど
特別な感じ方があり、
雛人形のようなものをゴミとして処分することには
とても抵抗を感じてしまいますよね。
でも、今日ご紹介したような方法なら
雛人形に感謝しながら、お別れできると思います。
処分に困りながら、邪魔にする方が
おひな様がちょっとかわいそうな気もします(>_<)
この機会に人形供養を検討されてはいかがでしょうか?
雛人形のことでお困りの方の
お役に立てれば嬉しいです(#^.^#)