開国の舞台下田の史跡巡りで
宝福寺へ行ってきました。
今日は宝福寺の御朱印と
境内にあるお吉博物館と坂本龍馬謁見の間の訪問記、駐車場とアクセスをご紹介します。
宝福寺(下田)の御朱印
宝福寺の御朱印です。
「本尊阿弥陀如来 唐人お吉菩提寺」と書いてあります。
御朱印は、本堂右脇にあるお吉博物館の入口でいただけます。300円です。
宝福寺(下田)とお吉
お吉は、日本初の米国総領事
タウンゼント・ハリスに仕えた元芸妓さんです。
下田で芸も艶やかな美しさが評判で、湯上りの姿をハリスに見初められたとの話が残っています。
幕府からの命令、開国当時の重要な仕事ということで、
将来を誓い合った鶴松と引き裂かれ、
ハリスに奉公することになります。
法外な年俸が妬まれ、また
外国人にに肌を許したと壮絶な差別を受け、唐人お吉と嘲笑されて、貧しさに物乞いにまでなってしまいます。
最後は川に身を投げ、悲しい最期を遂げます。
身寄りもなく、「触ると手が腐る」と誰も引き取り手のなかったお吉さんを、
当時の宝福寺の住職が引き取って法名を贈り、手厚く葬りました。
そんなわけで、宝福寺にはお吉のお墓があります。
お吉の悲しい生涯は、人間の心にひそむ偏見、残酷さ、愚かさを教えてくれているようですね。
境内には、唐人お吉記念館があります。
お吉さんの遺品やハリスとの暮らしに使われた品などが展示されています。
お吉さん19歳の肖像画。
こちらは白黒の肖像画に色をつけたものだそう。綺麗ですね。
遺品の数々と、お吉さんをモデルにした絵画や日本人形が展示されていました。
お吉さんのお墓。
お吉さんの生涯とお墓ができるまでの経緯がわかります。
すぐ横にあるボケよけ地蔵さま。両親とお参りしました。
宝福寺(下田)のアクセス
静岡県下田市1-18-26
駐車場がマイマイ通りに面していて、
車でのアクセスも良かったです。
まとめ
いかがでしたか?
今日は宝福寺の御朱印と
ゆかりの深い唐人お吉さんの記念館をご紹介しました。
下田が開国への激動の中心舞台だったことがわかる場所でした。
下田の史跡巡りでは外せない宝福寺。
ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。