会社に取引先からお歳暮が届いたとき
「お礼状を出しておいて」と
上司から指示されて
内心慌てたことはありませんか?
何となくわかっているつもりでも
実際に書くとなったら
あまり自信がない。。(;゚ロ゚)ということも
あると思います。
今日は、
取引先から自社宛にお歳暮が届いたときの
お礼状の書き方についての基本について
1.お礼状の基本マナー
2.取引先へのお礼状の書き方(宛先や書き方の基本形)
3.取引先へのお礼状の文例
の順番で確認していきましょう♪
お歳暮のお礼状を取引先に送るときのマナー
出すタイミングはもちろん。。。
お礼状のマナーで
一番大切なことは、
「いただいたらすぐに書いて出す」ということに尽きます。
手書きがいいと聞くから、
できるだけ上手な字で丁寧に。。。
と準備しているうちに、
2日経ち、3日経ち。。。
というのでは、困ります。
それならいっそPCで作って印刷して
サクッと送りましょう。
手書きで遅くなるか、
印刷で迅速に出すか、
どちらを優先すべきか考えると、
タイミング面で早いお礼状に軍配があがります。
いただいてからだいぶ時間が経って
忘れたころにやっと手書きのお礼状が届いても、
間が抜けた感じになってしまいますし、
それに送ったほうは「ちゃんと届いたのだろうか。。?」
と気になっているものです。
相手は取引先。
今後の仕事面でも、
こうしたことで印象が悪くなるのは困りますよね。
手書きに自信がなければ
そこでムリにがんばらなくてもいいんです。
印刷でいいから早く出しましょう(^.^)
ハガキ?それとも便せんと封筒?
お礼状は基本的にはハガキで十分ですが、
取引先との関係性によっては
封書の方がいいこともあります。
例えば、取引先があなたの会社の
重要な仕事を請け負ってくれている場合などは、
丁寧なお礼の手紙が届いたら、
取引先からの印象もいいでしょう。
あなたが迷うなら
上司の方に尋ねてみてくださいね。
もしも上司の方に
「君に任せるよ。失礼のないようにやってくれればいいよ。」
と任されるようであれば、
より丁寧な封書をお勧めします。
ハガキの場合でしたら、
季節の花のイラストが入った
ハガキもいいですね。
封書の場合は、
・文書はPC(手書き)でA4で1枚で作成し、中表の三つ折り
・封筒は社名の入った白、長形3号
これが基本です。
A4用紙、封筒ともに、横書きでも縦書きでもかまいません。
手書きの場合は白いままの便せんを1枚入れますが
ビジネスではそれは不要です。
ここからは私の経験ですが、
白のカード(葉書大)を
白の洋封筒(葉書大)に入れて出すと
先様にスマートで洗練されたな印象を与えるので
こちらもお勧めですよ(#^.^#)
お歳暮のお礼状を取引先に送るときの書き方
お礼状の宛先は?
取引先から届くお歳暮の送り状は、
ほとんどの場合、
送り主・差出人ともに、取引先の会社名+代表取締役氏名、
宛名は、あなたの会社名+代表取締役氏名となっているはずです。
お礼状の封筒の宛名は、
送り状と同じにしてください。
実際に送る作業をしているのは、
総務さんだったり、
場合によっては社長の奥様だったりするかもしれませんが、
先方は、ビジネス上の付き合いとして
会社から会社へ
送っていていますので、
送り状の通りに送るのが一般的です。
送り状に会社名までしか書いていなくても、
念のため、社長の名前は書いておきましょう。
(取引先ですから、社長の名前はわかりますよね?)
お礼状の書き方基本形は?
【前文】
1.頭語・結語
「拝啓」「敬具」が最適です。
2.時候のあいさつ
「師走の候」
「寒冷の候」
「霜寒のみぎり」
「年の瀬も押し迫ってまいりました」など
3.安否のあいさつ・感謝の言葉
「貴社におかれましては、
ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。」
「日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。」
【主文】
1.お歳暮のお礼
「このたびは結構なお歳暮の品をご恵贈賜り。。。」
2.相手の心遣いへのお礼
「お心遣いに改めて御礼申し上げます。」
【末文】
1.相手の健康を祈る
「一層のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。」
2.文を締めくくる
「まずは取り急ぎ書中をもちまして御礼申し上げます。」
お歳暮のお礼状を取引先に送るときの文例
最後に、文例をいくつかご紹介します。
どれもビジネス調にしてありますので、
そのままお使いいただけると思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね(^.^)
師走のあわただしい中、ご繁忙な日々をお過ごしのことと拝察いたします。
さて このたびは、まことに結構なお歳暮の品をご恵贈賜り、
厚く御礼申し上げます。
ご厚志のほど謹んで拝受し、お心遣いに改めて御礼申し上げます。
年末余日少なき折から、貴社のますますのご発展と
皆様のご健勝を心よりお祈りいたしますとともに、
明年も変わらぬご厚誼のほど、
よろしくお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもちまして
お礼かたがたご挨拶申し上げます。 敬具
平成○○年12月吉日
株式会社 〇〇〇〇
代表取締役 ○○○○
御社におかれましては、ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
さて、この度は結構な品物をご恵贈いただきまして、誠にありがとうございます。
日頃、お世話になっております上、このようなご配慮まで頂き、
社員一同、大変恐縮致しております。
何かと、忙しい年末ではございますが、御社社員の皆様におかれましては、
お風邪など召されませぬようご留意くださいませ。
まずは書中をもちまして御礼申し上げます。
敬具
さて、この度は大変結構なお品をお送りいただきまして、
誠にありがとうございます。
ご高配の程、厚く御礼申し上げます。
先ずはとり急ぎ書中をもちまして御礼申し上げます。
敬具
まとめ
いかがでしたか?
社会人になっても
きちんと習うことの少ない
お礼状のマナー。。。
部署によって、
また仕事内容によっては
お礼状に不慣れということも
ありますよね(^_^;)
でも、基本形をいくつか覚えておけば、
あとは季節によってアレンジがききますので、
これを参考にされて
書いてみて下さいね♪
最後までお読み下さり、ありがとうござました!