お歳暮を今後お断りするには?お礼状で伝えるときの文例をチェック

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お歳暮は本来、
その年お世話になった方に

日頃の感謝の気持ちをこめて
「来年もよろしくお願いいたします」という意味で贈られるものです。

ですが、お相手とのお付き合いの度合いや
環境の変化などの事情によっては
今後はお歳暮をお断りしたいといったこともあるかと思います。

今日は、

○お歳暮をお断りするのは失礼か?

○お歳暮を辞退するときのマナー

○お歳暮をお断りするときの文例 などをご紹介します。

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お歳暮を今後お断りするのは失礼か?

結論から言いますと、

お歳暮をお断りすること自体は
マナー違反ではありません。

お歳暮は、お付き合いのある人から贈られてきます。

送っていただく気持ちはもちろんありがたいものなのですが、

しかし実際のところ、

「今後はお歳暮は辞退したい」という場合も出てきます。

社内や会社間の場合、
会社の規則などで贈答品のやり取りを禁止しているケースも多いです。

でも、相手方はそういった事情を知らないから
送ってくるということもあります。

個人間の贈り物の場合、

お互いの関係性や状況が変わって、

贈り物をいただくほどのお付き合いが
なくなってしまっていることもありますね。

以前は交流があったけれど

異動や退職などで
今では疎遠になった方から贈られてくるケース。

夫の他界後も、妻である自分には直接関係のない方から
まだ贈られてくるケース。

頼まれ仲人をしたけれど、
年月が経って今はほとんどお付き合いがない
ご夫婦から送られてくる場合など。。

受け取る側から見れば、

「お世話というほどのこともしていないのに
いただきっぱなしは心苦しい。。」

「かといって、要りませんとハッキリいうのも抵抗がある。。」

と、いつしか心理的な負担を感じてしまうことも。

確かに、お歳暮を辞退するのは、
相手方のせっかくの好意を無にするようで
抵抗があるかもしれません。

受け取る側は、相手の気持ちをただありがたく受け取るのが
マナーだという見方もありますね。

でも、相手と疎遠になっている場合、

「もらいっぱなしは心苦しい」

「申し訳ないので、お返しを」

といろいろ考えてしまうのも
ちょっとしんどいですよね。

お歳暮のような季節の贈り物は、
一度始めるとなかなかやめることができないもの。

もしかしたら、相手は相手で
やめるきっかけを見つけられずに
今まで来てしまったのかもしれません。

それに、あなたの方からの言葉がきっかけになれば、
相手もちょっとホッとするかもしれません。

お歳暮を辞退したからといって、
絶交するわけではありません。

相手の方と角がたたず、
よい間柄でいられるのが一番です♪

今後のお歳暮を断るなら、
お礼状にその文面を織り込むのがベストです。

まずは、相手の厚意や気遣いに感謝の言葉を述べ、
礼を尽くすことを忘れないようにしましょう。

そのあとで、事情や理由によって
お歳暮をお断りすることを率直に伝えましょう。

それでは次に、いただいたお歳暮へのお礼状で
今後のお歳暮をお断りする場合の文例をチェックしておきましょう。

お歳暮のお礼状でお断りする場合の文例

上司から新入社員へ今後のお歳暮を断る文例

拝啓 寒さのつのる時期となりました。

さて、この度はお歳暮のお心遣いをいただき、感謝しております。

実は、当社では社員同士の贈答品のやり取りは
行わないことになっており、
そのことをあらかじめきちんと伝えていなかったことは
当方の不手際でした。

知らなかった○○君に落ち度はありませんが、
本来なら返送するべきところです。

しかし、せっかくのご厚意を無にするのも申し訳ないので、
今回に限り受領させていただきます。

今後はこのようなことがないように
お願いいたします。

○○君は期待の若き戦力として
大いに活躍してほしいと願っています。

これから寒さも本格的になり、仕事も一層忙しくなりますが、
体調を万全にして業務にあたってください。

                         敬具

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仲人側から仲人をした夫婦へお歳暮を辞退する文例

◯◯様

拝啓 師走の候、ますますお元気でお過ごしのご様子
お慶び申し上げます。

さて、この度は結構な御歳暮の品をご恵贈いただき、
誠にありがとうございました。

実を申しますと、私共は患者様からのご贈答は
全て辞退させていただく決まりとなっております。

しかしながら、今回はその旨をお伝えもしておりませんでしたので、
ありがたく頂戴いたします。

今後はこのようなお心遣いはされませんよう
切にお願い申し上げます。

末筆となりましたが、◯◯様のご健康をお祈りし、
お礼かたがたお願い申し上げます。              敬具

お歳暮のお礼状で今後のお断りした上で返礼する場合の文例

ここでは、

今回はお歳暮を受け取るものの、
半額から同額の返礼品をお送りしたうえで、
今後は季節の挨拶を辞退する

という場合の例文をご紹介します。

拝啓 年の瀬も押し迫ってまいりましたが、
ご清祥にお過ごしのことと存じます。

さて、このたびご丁寧なお歳暮の品を
拝受いたしました。

日頃から○○様にはお世話になっておりますのに、
このようなご配慮をいただくとは思いもよらず、
心苦しく感じております。

お気持ちには大変感謝しておりますが、今後は
季節のご挨拶は無用にしていただきたく
よろしくお願い申し上げます。

ご厚情へのお礼として、ささやかな品を
別便にてお送りいたします。
ご受納下さいますようお願い申し上げます。

年末年始を控え、どうぞご自愛のうえ、
皆様健やかに新年を迎え下さい。

まずは暑中をもちまして、御礼申し上げます。

                  敬具

お歳暮をお断りするには?まとめ

いかがでしたか?

折に触れての贈り物は、
日本ならではの細やかな気遣いからくるもの。

相手の気持ちを思うと
お断りするのもなかなか勇気がいりますよね。

でも、顔を合わせることもまれだとか
お付き合いがさほどない場合は、

相手も負担に思っているかもしれません。

相手の気持ちをサラッと受け取りつつ
こちらの思いも素直に伝えたらいいですね♪

最後までお読み下さり、ありがとうござました!

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